懐かしい未来

末田勝憲の回顧展、初日が終わりました。

薬局の仕事もあるので、僕の在廊時間は早朝と午後の2時間。

父が生前親しくしてただいていた方々に、

ゆっくり来ていただいて有り難い時間を過ごしました。

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父へお手紙を書いてくださった横原さん。

様々な気付きに、

自然と頭が下がる一日でした。

「風に託す手紙」

拝啓 末田勝憲様
あの暑い日(6月28日)から、はや6年。あなたの訃報を聞いたのは、真夏の西日がぎらぎらと差す午後、ある政治家を取材している時でした。その報を受け入れがたく、しばらく茫然自失でした。忘れられません。
演説する某代議士の顔と、この国、この街の行く末を憂いて、時折見せたあなたの厳しい表情がオーバーラップしながら走馬燈のように、いまでも甦ってきます。

ご無沙汰しております勝憲さん。あなたはいま、黄泉の国で安らかに、われら此岸に執着するものたちを見守って下さっているでしょうか・・・。
わたしは煩悩を断ちきれなく、不安に苛まれながら、“老後”“余生”の域に入った日々を、ただ漫然と送っています。
その姿を彼の世から見られていると思うと、誠に恥じ入るばかりです。

若さあふれるご子息の芳裕さんは違います。勝憲さん譲りでしょうか彼の正義感と弱者をいたわる言動から感じることは、専門分野ばかりで無く、津山のまちづくりや日本の未来創生を担うリーダーに相応しい人材。そこまで成長されていると確信しています。

勝憲様、これからもご子息やご家族を見守りください。
敬具
2015年6月 横原求 拝

 

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